●へバーデン結節(へベルデン結節)
指の第一関節に生じる変形性関節症です。初期には関節が痛み、
その後、変形、またこぶのような腫れが起こります
(なりやすい方・特徴)
45歳以上の中年以降の女性に多い病気です。
症状が起こる箇所は、複数の指の第一関節なのが特徴です。
初期には痛み、発赤、熱感、腫れがありますが、徐々に結節(骨が飛び出るなと)が手の甲側に生じてくると痛みがなくなり、屈曲変形します。これにともない、第二関節に反りがおきたり、小指側や親指側に傾いたりすることもあります。
また、粘液嚢腫(ミューカスシスト:内容物がゼラチンのような嚢胞)がつくられ、こぶのように腫れる場合もあります。
●ブシャール結節
指の第二関節に生じる変形性関節症です。症状としてはへバーデン結節と同じで、
関節の痛み、変形、こぶのような腫れが起こります。
(なりやすい方・特徴)
男性より女性のほうがなりやすいといわれている病気です。症状としてはへバーデン結節と同様です。
手の指が痛み、進行すると曲がったり、こぶのように腫れたりします。
症状が起こる場所が第二関節であるのが特徴です。へバーデン結節と合併する場合もあります。
●ばね指
腱鞘炎の一つです。親指または中指の第三関節の掌側に、痛みや腫れ、圧痛がみられます。症状のある指を屈伸させると、ばねのように動きます。
(なりやすい方・特徴)
手指をよく使う人や女性(特に更年期)、糖尿病の患者、関節リウマチの患者、透析の患者に多い病気です。
親指または中指の第三関節に多く、指を曲げて伸ばそうとしたときにスムーズに動かず引っかかるようになります。
その状態のとき、指を無理に曲げ伸ばしすると、突然はじいたように動くのが特徴の症状です。
年齢別発症率率
50代28.6%
60代35.3%
70代50.5%
80代59.1%
女性ホルモンの分泌量は年齢と共に減り、50代後半になると、卵巣はわずかな女性ホルモンしか分泌しません。女性ホルモンは年齢と共に減少を続けるのみです。
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